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カテゴリ:知識 > 髪・頭皮

髪と頭皮の基礎知識  3回目となる今回は

「髪のしくみ」

 髪は3つの層からなり、髪の芯となるメデュラのまわりを髪の色や髪質などをつくるコルテックスが囲み、一番外側を外部の刺激から守り、ツヤや滑らかさを左右するキューティクルが包んでいます。

美しい髪の条件

1.キューティクルがきちんと整い、なめらかな状態
2.コルテックスに十分な たんぱく質と適度な水分量が保たれている。
3.CMC(毛髪細胞膜複合体)が良い状態に保たれ、キューティクルやコルテックスが密着している
   この3つです。

美しい髪の条件


髪にダメージを与える要因としては

・紫外線
・冷暖房などによる乾燥
・ドライヤーやホットカーラーなどの熱
・パーマ
・ヘアカラーブリーチ
・無理なブラッシングやもつれなどの摩擦

があります。



  ○キューティクル(毛表皮)
 ・おもにケラチンという硬いたんぱく質でできており、毛先に向かってウロコのように重なり合い髪を守っています。
 ・健康な髪では通常6~8枚の密集した層になっています。
  キューティクルがきちんと整いなめらかな状態であれば、保護効果が高まるだけでなく、光が正反射して髪がつややかに見えます。
 ・硬い反面、摩擦に弱く、乱暴なシャンプーや無理なブラッシングなどにより、傷ついたり、はがれやすい性質を持っています。

  ○コルテックス(毛皮質)
 ・主成分は軟らかいたんぱく質で、髪の85%~90%を占めています。
 ・弾力性に富み、通常12~13%の水分を含んでいます。コルテックスの状態によって、髪の弾力性やしなやかさ、強さ、太さなどの髪質を左右します。
 ・パーマ剤やヘアカラーなど薬品の作用を受けやすく、たんぱく質が溶け出したりすることもあります。



  ○メデュラ(毛髄質)
 ・髪の芯にあたり、空気を含んで空洞となったハチの巣状の細胞が並んでいます。
 ・一般的に太い毛髪ほど多く、うぶ毛や赤ちゃんの髪には存在しません。


  ○CMC(毛髪細胞膜複合体)
 ・キューティクルやコルテックス内の細胞同士を接合する物質。パーマ剤などの薬品が浸透する経路となり、また、コルテックスの水分やたんぱく質もここから溶け出します。
 ・CMCが溶け出すと、細胞をつなぎ合わせる接着剤的な働きが弱まり、髪は傷みやすくなります。




髪と頭皮の基礎知識
①髪の誕生と頭皮の役割
②美髪を育む頭皮とは
③髪のしくみ
④健康な髪と傷んだ髪
⑤髪の一生「ヘアサイクル」
⑥白髪発生のメカニズム

髪と頭皮の基礎知識  2回目となる今回は

「美髪を育む頭皮とは」


美しい髪をつくる頭皮の条件

1.モイスチャーバランスが整っている
2.表皮のターンオーバーがスムーズ
3.皮脂膜の状態が良い
4.頭皮にハリや弾力がある
5.血液循環が良い
   この5つです。



健康な頭皮


ターンオーバーがスムーズに行われ、皮脂腺の状態も良く、適度なうるおいとしなやかさがあります。
このような状態であれば、各器官もバランス良く働き、弾力のある頭皮を保ちます。
血液循環も良く、毛母細胞に栄養が順調に取り込まれ、活性化されます。
 このような頭皮の環境が整っていると、髪や健やかに成長できます。


では逆に、頭皮の状態が悪いとはどのような状態なのでしょうか。


美しい髪が育たない頭皮の条件

1.加齢による頭皮の衰え
2.血行不良
3.頭皮の汚れ
4.過剰な皮脂
5.紫外線
6.冷暖房などによる乾燥
7.乱暴なシャンプーや無理なブラッシングなどによる頭皮の損傷

荒れた頭皮

様々な要因により、ターンオーバーが乱れ、必要以上に早いスピードで角層細胞がはがれ落ち、フケが目立つようになります。 また、過剰な皮脂は毛穴をつまらせたり過酸化脂質となって頭皮に刺激を与え、抜け毛、かゆみの原因になります。血液循環が悪く、毛母細胞に栄養が十分に送られず、髪が細くなったり抜けやすくなってしまいます。  つまり、頭皮環境が乱れると、髪の健やかな成長を妨げてしまうことになります。




①髪の誕生と頭皮の役割

③髪のしくみ
④健康な髪と傷んだ髪
⑤髪の一生「ヘアサイクル」
⑥白髪発生のメカニズム

 「髪と頭皮の基礎知識」として6回に分けてお伝えしていきます。


①髪の誕生と頭皮の役割

頭皮は顔の皮膚と同じように、表皮・真皮・皮下組織の3層からなり、髪の生成や生まれ変わりを営む重要な役割を担っています。髪は頭皮内部で生まれて育つため、美しい髪の基本は、健やかな当時を保つこと にあります。
頭皮断面 

髪は、頭皮内部にある毛母(もうぼ)細胞でつくられます。
髪をつくるもととなる栄養分と酸素は毛乳頭に張り込んでいる毛細血管を通じて毛母細胞に運ばれ吸収されます。
毛母細胞は分裂・増殖を繰り返し、メラニン色素を取り込みながら毛球の上のほうへ徐々に押し上げられ角化して髪になります。

一般に髪とは、頭皮の表面に出ている毛管(もうかん)を言います。毛根で生まれたばかりの細胞は生きていますが、毛管は死んだ細胞の集まりなので、一度傷むと基に戻りません。


毛乳頭

 毛細血管が入り込み、毛母細胞に栄養や酸素を送り込む中継基地であり、毛髪成長の司令塔と言われます。毛乳頭細胞の数が多いほど毛乳頭は大きくなり、毛乳頭が大きいと、太くハリ・コシのある髪に成長します。反対に毛乳頭が小さいと、細い髪が生まれることがわかっています。


毛母細胞

 髪の母体となる部分。毛乳頭細胞との相互作用に加え、毛細血管から栄養や酸素を取り入れて分裂を繰り返すことにより、髪を形成しています。
 毛母細胞の働きは自律神経やホルモンによってコントロールされているため、健やかな髪が生まれるためには、身体の健康はもちろんストレスをためないことが大切です。


毛根鞘(もうこんしょう)細胞

 おもに毛包を構成し毛根を包む細胞で、毛球から皮脂腺開口部あたりまでを指します。毛幹の形成までをささえ、頭皮表面へ導く役目をしています。
 毛根鞘細胞の働きが低下すると毛包が大きく成長せず、ハリこしのない細い髪になります。

毛根鞘細胞

毛芽(もうが)】
 毛母細胞のもとで、その名のとおり新毛の芽。活性化した毛芽は、盛んに分裂&増殖を繰り返して毛乳頭を包み込み、毛母細胞となります。


メラノサイト(色素形成細胞)】
 メラノサイト幹細胞が分裂してできる細胞。メラニン色素を生成して、髪に色を与えています。

皮脂腺
 毛包の上部に接続し、皮脂を分泌して、頭皮や髪にうるおいを与え保護しています。






②美髪を育む頭皮とは
③髪のしくみ
④健康な髪と傷んだ髪
⑤髪の一生「ヘアサイクル」
⑥白髪発生のメカニズム

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