目もと



「お肌悩みは何があります?」


と30代以降のお客様にお聞きすると


ほぼ7割は 『目もと』 のお悩みが上がります。


くま、くすみ、しわ、たるみ。

なぜ悩みができるのか?

それを知ることにより、その悩みを改善する成分、アイテムの選択ができると考えます。





目もとの皮ふは薄い!
  
  〇目もとの皮ふは約0.5mmと薄く、バリア機能が弱いうえに、皮脂腺・汗腺が少なく乾燥しやすい

  〇真皮が薄く、コラーゲン繊維や弾力繊維が少ないため、ハリ・弾力が失われやすい




  目もとは皮ふの内側に筋肉、その内側に脂肪という構造になっており、筋肉と脂肪が眼球のまわりを取り囲むようにクッションのように眼球を支えています。

目の構造

 人は一日に2万回と言われる瞬くをするときには皮ふだけではなく、筋肉・脂肪を一体として動かしています。
特に現代人は長時間のパソコン作業でモニター画面を凝視し続けることによる眼輪筋の疲労や、ストレスや緊張による瞬きの回数の増加などの症状が知られています。
  これらのことからも、目もとでは皮ふはもちろんのこと、筋肉・脂肪にまで大きな負担がかかっています。


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西洋人の目もと。 眼窩がすっきりしている。まぶたと目の狭さと相まって「彫が深い」顔となります。



 日本人の目もとは西洋人に比べ、骨にたいして眼球や筋肉・脂肪を含む皮ふ組織が厚く、前方に位置する ため、老化によって皮ふ組織が衰えると眼窩脂肪が前方に突出して目の下のたるみが目立ちやすくなります。

 こららの特徴から、日本人のアイケアでは単に皮ふだけではなく、筋肉・脂肪まで含めたアプローチをすることが非常に大切となります。


目もとの循環機能と肌温

目の周辺は毛細血管が密に走っているので、血液循環が滞ると「うっ血」状態となります。
停滞した血液恵同じところに長時間トドもあるために、酸素を使い果たしてしまい、還元ヘモグロビンの割合がおおくなり、くまや色ムラなどのトラブルとなって肌表面に現れます。


肌のすぐ下に骨格が存在する眼窩・鼻・口
⇒体温が伝わりやすいため肌温が高い


脂肪が厚く骨格から離れたほお
⇒肌温が低い

しみやたるみが目立ちやすい目もと・口もとは、顕著な温度ムラにさらされており、この肌温の部位差が小じわやほうれい線の形成と相関関係がある可能性があります



また、加齢などによって、肌温を調整している「スフィンクター(前毛細血管括約筋)」と呼ばれる毛細血管の出入り口にあるコイル状の筋肉が弱まって、皮ふの血流量調整能力・新陳代謝が低下することが分かっており、これも温度ムラに影響している可能性が考えられます。


 

まとめますと

〇皮ふだけでなく筋肉・脂肪へのアプローチ
〇目もとの循環を高めながら、表皮・真皮の肌トラブルの原因を浄化する
〇目もとを効果的にマッサージして、スフィンクターを刺激し温度ムラ(血流ムラ)を刺激する


この3点が目もとケアには必要です。